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BYD ― 東南アジアで人気の理由

今回出張中に東南アジア数カ国に出かけたが、行く先々でBYDの車を多く見かけるようになった。EV車よりDM-iと呼ばれる日本でいわゆるプラグインハイブリッド車(PHEV)の方がほとんどであったが、中国車の勢いは感じざるを得なかった。国によってCodingとよばれるシステムがあり、排ガス規制と一定エリア(主に市街地)への車の集中を避けるため、時間帯で規制エリア内への侵入が出来なくなる。そのCodingは車のナンバーの末尾で決められているのが通常であるが、EV車やプラグインハイブリッド車はこのCodingを受けない国がある。Codingを回避するため富裕層は車の2台持ちが通常であるが、台頭してきた中間層では3百万以上する車を複数台所有するのは難しい面があり、一台でCodingが回避できるEV車やPHEVに人気が集まってきている。そこで、中国車がトヨタなどの日本車の大きな差をつける原因が価格である。例えば、Rallyで昨日投稿したフィリピンでの価格差をみてみよう。

TOYOTA価格
Yaris cross 1.5 SE PHEV CVT1,690,000 PHP (およそ469万円)
ATIV 1.5 PHEV CVT1,198,000 PHP (およそ388万円)
bZ4X EV2,699,000 PHP (およそ749万円)
BYD価格
Sealion 6 DM-i1,548,000PHP (およそ430万円)
ATTO 3 EV1,598,000PHP (およそ443万円)
DOLPHIN EV1,398,000PHP (およそ388万円)
Seal 5 DM-i948,000PHP (およそ263万円)
Seal EV2,548,000PHP (およそ707万円)まず、

まず、EV車では先日日本でも発売されたbZ4X が販売されており、それに相当するBYDの車がSeal EVになるそうであるが、40万程度の価格差がある。また、トヨタはそれ以外はPHEVのラインナップとなり、BYDのDM-iよりも車格が下がっても値段は同じ程度かむしろ高くなる。日本ではBYDは輸入車であるが、東南アジアの国々ではトヨタもBYDも共に輸入車で、トヨタは人気が高いものの、価格差で後れを取っているとのことである。

さて、明日からはまた戻ってドルフィンの車評を上げていきたい。

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